ジェンダー医療研究会:JEGMA

ジェンダー医療研究会は、 ジェンダー肯定医療に関して、エビデンスに基づいた情報を発信します。

ジェンダー医療研究会

当会は海外医療論文の翻訳を行うことで、
ジェンダー違和(性別違和:gender dysphoria) を持つ
主に未成年者に対する、
安全で、思いやりがあり、倫理的で、
エビデンスに基づいた医療の推進を目指しています。

🔺警戒、そして、より良い研究の必要性。

医学の歴史には、善意によって短期的な症状の緩和を追求した結果、長期的に見れば破滅的な結果を招いてしまった例が数多くあります。例えば、過去のサリドマイドの使用やロボトミー手術、最近で言えばオピオイドの蔓延などです。
「ジェンダー肯定」モデルは、若者達を生涯にわたる医学的治療に委ねる一方で、その症状の病因や、ジェンダー違和(GD)の原因となる心理社会的要因には最小限の注意しか払いません。このモデルは、心理療法がジェンダー違和の緩和や解消に役立つかという疑問を退け、十分な検証もせずに医学的介入を行っています。
私たちは臨床医と研究者に対し、若者を対象としたこのような規制なき実験を中止し、ジェンダー違和の病因や様々な介入の利益と害について実用的なエビデンスを提供する、支持的な研究の枠組みに置き換えるよう求めています。SEGMより抜粋)

segm.org

WPATHファイル:WPATHは医療倫理に敬意を全く払っていない - p.37

WPATHは医療倫理に敬意を全く払っていない
 従来の医療倫理は、単に「まず、害を及ぼさない」というだけではありません。ヒポクラテス医学の基本理念は、病気は患者を意志と希望に反した危険な状態に置くということです。この苦しい状態で、医師と患者の関係は始まります。したがって、患者は医師を信用できなければなりません。医師がその知識と専門技能を使うのは、患者の症状を治癒または改善し、苦痛を和らげる目的のみであり、患者への害を最小にするよう全力を尽くすことを患者が信じられなければ医療は成立しないのです。

 医学の歴史を通じて、医学は健康で機能している身体を意図的に破壊することは概ねありませんでした。20世紀になって、患者を消費者とみなし、医師を患者の欲望(それはすぐにニーズという言葉に定義し直されました)を満たすための医薬品や外科処置の供給者として見る新しい疑似医学的アプローチが出現しました。過去には、患者の自律性とは、医師が患者の同意なしにできないことがあるという意味で、医療倫理において患者を守る盾として機能していました。ところが今日の医学、特にジェンダー医学では、自律性は患者に対して剣として機能しています。自律性の名のもとに、医師が患者を否定することは一切ありません。

 消費者主導の自律性モデルでは、特定の基準が満たされている限り、患者が望むものを何でも提供します。 すなわち臨床医に技術的にそれを行う能力があり、どんな理由であれ患者がそれを望んでおり、合法であり、かつ患者に支払い能力がある場合です。

 この消費者主導のヘルスケアへのアプローチは、WPATHが採用した医療モデルです。世界をリードするトランスジェンダーの医療団体WPATHは、危害の回避よりも患者の自律性を重んじ、オンデマンドのジェンダー移行医療を提唱しています。WPATHのSOC8は、リスクが高く侵襲的な美容外科のリストによく似ています。各章で、患者が望めばその処置は医学的に必要であると結論付けています。 

 お勧めには、ノンバイナリーの「取消し手術(nullificaton surgeries)」=滑らかでセックスレスな股間を作り出す手術や、1人の人物に2つ目の性器を作りだす「両性器手術(bi-genital surgeries)」まで並んでいます。 また、宦官(eunuch)を自認し、「宦官としてのアイデンティティ」を肯定する手段として化学的または外科的去勢を求める人々に関する章もあります。 WPATHファイル内には、これらの「ノンスタンダード(非標準的)」な処置と、どうやってそれを成し遂げるかに関する議論が存在します。しかし、これらの議論の中で、自然界にはないオーダーメイドの解剖学的特徴を作り出す目的で健康な生殖器官を破壊する手術について、倫理的懸念を考慮している様子は全くありません。

著作権 Environmental Progress

連絡先

・米国内のメディアからのお問い合わせ:press@jdaworldwide.com
・米国外のメディアからのお問い合わせ: press@sex-matters.org
・著作者:The WPATH Files — Environmental Progress

翻訳PDF集