ジェンダー医療研究会:JEGMA

ジェンダー医療研究会は、 ジェンダー肯定医療に関して、エビデンスに基づいた情報を発信します。

WPATHから流出したファイルにより、世界的なトランスジェンダー医療機関における、子ども達や社会的弱者に対する広範な医療過誤が明らかに

WAPTHの流出ファイル

プレスリリース:JDA Worldwide for Environmental Progress

environmentalprogress.org

世界トランスジェンダー・ヘルス専門家協会(WPATH)のメンバーは、異性化ホルモンやその他の治療が衰弱や致命的な副作用をもたらす可能性があることを認識しているにもかかわらず、患者の長期的な転帰を考慮していないことを示している。

2024年3月4日

世界的なトランスジェンダー医療団体の内部から新たに流出したファイルは、世界中で「ジェンダー医療」をどのように規制し、実践すべきかを決めている臨床医たちが、一貫して医療倫理とインフォームド・コンセントに違反していることを明らかにした。このファイルは、世界トランスジェンダー・ヘルス専門家協会(WPATH)内部から流出したもので、米国のシンクタンクEnvironmental Progressが本日発表した。

WPATHは、「ジェンダー医療」に関する世界的な科学的・医学的権威とされており、ここ数十年、その「Standards of Care(医療基準)」は、世界中の政府、医師会、公衆衛生システム、民間クリニックの指針、方針、実践を形成してきた。

しかし、WPATHファイルが明らかにしたのは、同団体がエビデンスに基づく医療の基準を満たしておらず、メンバーが即興的な治療を行うことを頻繁に議論しているということである。メンバーは、子ども達や思春期の若者達が「ジェンダー肯定医療」が生涯にわたってもたらす結果を理解できないこと、そして場合によっては健康リテラシーが低いために、両親もまた理解できないことを十分に認識している。

「WPATHファイルは、"ジェンダー医学 "と呼ばれるものが科学でも医学でもないことを示しています」と、Environmental Progressの創設者であるマイケル・シェレンバーガー会長は言う。「実験は無作為でも二重盲検でも対照実験でもない。それは医学ではありません、なぜならその第一のルールは害を与えないことなのですから。それに医学はインフォームド・コンセントが必要とします」 

生のファイルは、『WPATHファイル』と呼ばれる報告書に掲載されている:子ども、思春期の若者、社会的弱者に対する疑似科学的な手術とホルモンの実験。そこには、ジャーナリストのミア・ヒューズによる分析が含まれており、WPATHファイルをジェンダー苦痛に関する利用可能な最良の科学の文脈に置いている。

Environmental Progressは、報告書の末尾ですべてのファイルを読めるようにしている。流出したファイルには、2021年から2024年までのWPATH内部のメッセージ・フォーラムにおける投稿のスクリーンショットや、内部でのパネルディスカッションのビデオが含まれている。WPATHの会長であるアメリカの婦人科医で外科医のマーシ・バウワーズ博士やカナダの小児内分泌学者ダニエル・メッツガー博士など、WPATHのメンバーで社会的に重要な数名以外の名前はすべて編集されている。

WPATHファイルの中で、異性化ホルモンやその他の治療による衰弱や致命的な副作用の可能性を認識しているにもかかわらず、メンバーは長期的な患者の転帰に対する配慮の欠如を示している。ファイル内のメッセージによれば、統合失調症や解離性同一性障害などの深刻なメンタルヘルス上の問題を抱える患者や、ホームレスのようなその他の脆弱性を抱える患者が、ホルモン投与や外科的介入に同意することを認められている。メンバーは、これらの患者に関する懸念を否定し、患者を保護するための努力を不必要な "ゲートキーピング "だと決めつけている。

このファイルは、当事者の理解が不十分なままで未成年者たちに対して人生を変えるような治療を提供しているという事を、医師やセラピストが認識していることを示す明確な証拠となる。WPATHのメンバーは、二次性徴抑制剤(思春期ブロッカー)やホルモン剤や手術が、不妊症や、癌や骨盤底機能障害を含む他の合併症を引き起こすことを知っている。しかし彼らは、14歳への膣形成術や発達障害のある13歳へのホルモン剤など、若い患者の人生を変えてしまうような医療介入を検討している。

WPATHファイルはまた、外科医が「nullification(性器切除、去勢)」や、自然界には存在しない体型を作り出すための極端な身体改造を行うことについての議論など、ジェンダー医学における医学実験がどこまで進んでいるかを示している。  

医療や精神医学の専門家の間では、疑似科学的な外科手術やホルモン実験の推進は、ロボトミー手術や卵巣摘出手術といった歴史上の医療過誤の大事件に匹敵する世界的な医療スキャンダルであるとの声が高まっている。

「WPATHの活動家たちは、自分たちが提供するいわゆる "ジェンダー肯定医療 "が、一生続く合併症や不妊症の原因になること、そして性機能の喪失やオーガズムを経験する能力の喪失といった意味を患者が理解していないことを知っている」とシェレンバーガーは語った。「これらの流出したファイルは、WPATH内の専門家たちが、子どもや思春期の若者、社会的弱者、あるいはその保護者から同意を得ていないことを知っているという圧倒的な証拠を示している」

Environmental Progressは、ファイルに名前が記載されているWPATHのメンバー全員と、名前が伏せられている追加メンバーに、コメントを確認し、反論する権利を提供するために手紙を書いた。2人から返事があった。1人はコメントが正しいことを認め、もう1人はコメントの内容は否定しなかったが、Environmental Progressの解釈に対して異議を唱えた。Environmental Progressが電子メールを通じて会員に働きかけたことについては、その後、WPATHの社内メッセージ・フォーラムにコメントという形で掲載された。

連絡先

米国内のメディアのお問い合わせは、press@jdaworldwide.com までご連絡ください。

米国外のメディアからのお問い合わせは、press@sex-matters.org までご連絡ください。

environmentalprogress.org